さる5月16日、壬生寺さんにて執り行われました「鑑真和上像壬生寺本堂安置法要」の撮影をさせていただきました。
※こちらは唐招提寺に安置されている、国宝の鑑真和上像御身代わり像と壬生寺に安置される鑑真和上像のツーショット
歴史の教科書などで目にする、「鑑真和上像」でお馴染みの鑑真さんは、8世紀に5度の失敗の末に日本渡航を成功させ仏教を広め、その後に奈良の唐招提寺を創建された中国の高僧であります。
唐招提寺には天平時代に作られた日本最古の肖像彫刻といわれる国宝「鑑真和上像」と共に、参拝者がいつでもお顔を拝見できるようにと、平成25年に京都の美術院で本物の「鑑真和上像」と全く同様の手法で造られた「御身代わり像」とが安置されています。
この度、その鑑真和上と縁の深い中国の文峰寺(揚州市)と京都の壬生寺とが共同で新に2体複製し、1体は文峰寺、もう1体は壬生寺に安置されることとなり唐招提寺での「御身代わり像」とのご対面、壬生寺での安置法要が執り行われました。
※唐招提寺参道での行道の様子
※唐招提寺に安置されております御身代わり像とのご対面
※唐招提寺金堂での法要を終え壬生寺へ
※壬生寺参道での行道の様子。 上空からは散華が降り注いでおります。
※壬生寺本堂内の安置法要の様子。ここでは金銀の散華が舞う。
※安置法要を終え壬生寺本堂に安置された鑑真和上像
当日の天気予報では京都は昼からの雨が予想されており、鑑真和上像到着前には小雨がちらついたりしておりましたので壬生寺の行道の頃は雨が降ると思われておりました。しかし鑑真和上像が本堂に入られるまでは雨も降ることもなく無事に行道を終えられ、その数分後一気に雨が降り出すというまさに奇跡を目の当たりにするような状況でした。
壬生寺の鑑真和上像は本堂でしばらくお休みされた後、お披露目のお支度出来次第一般公開されるとのことでしたので是非お顔を拝見しに参拝してみてください。
※こちらは唐招提寺に安置されている、国宝の鑑真和上像の御身代わり像と金堂の千手観音立像
今回、人と人とのご縁あってこのような撮影をさせていただく機会をいただきました。
たいへんありがたいことでしたのでご報告させていただきます。